2017年02月28日

動物の視力?いえ、視覚です!

花粉の季節です。乾燥した空気と花粉。。。皆さん対策はされていますか?猿にも花粉症というニュースが流れていましたね。同じ辛さを経験すると親近感を感じるのは、生物種を超えても存在するんだなぁとしみじみ。気持ちいい、の共感、温泉に入る猿にも半端ない親近感をおぼえますいい気分(温泉)

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のぼせた?


さて、今回は犬の視覚について。人では、視力という言葉を使いますよね。視力というのは、『物を見る能力』です。そして、視力は決まった方法で測定することができます。動物の場合、この測定ができないので、目が悪くなった(視力が落ちた)その度合いを数値で表すことはできません。そこで、視覚という言葉を使います。はっきり言うと、見えているのかいないのか?が、問題になります。もちろん、徐々に見えなくなってくる病気もありますので、視力の低下は存在します。それでも驚くべきことに、ちょっとでも見えている、または片目だけでも見えているだけで、全く支障がないような普段の動きができるのです。これにはすごいなぁと感心するばかり。視覚の検査は、いくつかの神経学的な検査で、視覚に関わるどの部分(眼球から視神経、脳まで)が障害されているのかを、ある程度まで予測をすることができます。その中でも、見えているかいないかを診断するのに、重要視している検査の一つに迷路試験というものがあります。歩行・行動の検査で、慣れていない環境で、障害物を避けて行動できるか、です。動物の眼科専門病院でも行っているそうです。片目を隠したり(眼帯のようなものを使用)、照明を暗くして試したり、単純ですがとても結果が分かりやすい検査です。

お散歩で初めての場所に行ってみた時、動きが悪いなと感じたら目が悪いのかなと疑ってみましょう。また、目が見えないと階段を昇るよりも降りるほうが怖いようです。ただ、前述のようにその状態ではほとんど見えていない可能性が高いのです。網膜萎縮などでは初期に夜道で見えない症状がでますのでチェックのポイントになります。

byハヤセ





posted by まなAH at 17:00| Comment(0) | Dr.ミチコの「ペットの病気」

2017年02月22日

久しぶりの

シモの話が続きますが、先日、久々に遭遇した寄生虫がいます。それはマンソン裂頭条虫の虫卵。私にとっては、前回は10年以上前ですからかなり久しぶりの再会exclamation&questionでした。猫の糞便検査で顕微鏡越しでしたが、何故か、やや鼻息が荒くなってしまう獣医の性(涙)

都会ではあまり遭遇することのないマンソン裂頭条虫。理由は、彼らの生活環境とペットとの接点が滅多にないからです。糞便にいる虫卵は、水の中に入ってミジンコに食べてもらわないと成長できないのです。ですから水田地帯や湖沼のある山間部などに多いと言われます。そしてミジンコを食べたカエルやヘビ、鳥(モズ、アヒル、ニワトリなど)などの体に入り、さらに成長して、肉食の動物に食べられるのを待ちます。肉食の動物が最終目的地になり、やっと卵を産むことができるのです。
ちなみに前回も今回も感染していた猫さんは野良猫さんです。

 
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出典 バイエルヘルスケア

寄生虫はその生活史がおもしろい生物です。より良い環境を求めて、偶然にも、または、努力して生活環境を得るのです。共生(お互いに利益あり)するもの、また、片利共生(片側だけ利益あり、もう一方には無害)するもの、そして寄生(害あり)という分類に分けられます。寄生体としては、他にも、細菌、ウィルス、菌類(カビの仲間)があります。そう考えると、寄生するものの世界は広いですね。 ハヤセ

posted by まなAH at 15:00| Comment(0) | Dr.ミチコの「ペットの病気」

2017年02月08日

ペットと私に優しいコンビニ♪


病院から徒歩3分、藤沢警察と紳士服コナカさんの間に、コンビニができました。

昨年の建設中から「どのコンビニができるんだろうね」と話題になっていました。外装は明らかにコンビニだったので 「味夢双でラーメン食べた後、スイーツ買って帰れるね」「ミニストップならソフトクリーム、ファミマのスイーツもいいねぇ」「ローソンの唐揚げも捨てがたい」などなど皆で予想しあっていたのですが・・・。

大半の予想を裏切って、セブンイレブンが誕生ぴかぴか(新しい) 

確かに、「近所にコンビニないですか?」と聞かれることも多いし、ミニマムな地元ネタですが⇒子供達の大好きだった駄菓子屋「キンちゃん」も、お酒が買えるヤマザキショップもなくなったので、需要がある場所ではあったのですが、本鵠沼駅から徒歩15分圏内に3つ目のセブン7ちょっとびっくりです(笑) 

さて、さっそくペットコーナーをチェックしてきました。近所にペット用品を扱うお店が少ないので重宝します。少し前に線路沿いにクリエイトさんができてから、急にペットフードやシーツの在庫をきらして困ることはなくなりましたが、24時間オープンはやはり助かります。病院には療法食がたくさんあるのですが、食欲のない犬猫に美味しい一般食をあげたいとき、意外と在庫が少なかったりします。
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まず驚いたのは、猫のフードの多さです。一昔前のコンビニには日持ちしそうなドッグフードが数種類とその端っこに申し訳なさそうに猫缶が1種類、という感じだったはずですが、内容もかなり厳選されています。「猫の聞いたの?」というくらい、食欲のない子でも食べてくれる人気のラインナップしか置いていません。
犬はフードよりおやつ。最近の犬の飼い主さんが気にする添加物や素材にしっかり配慮したオリジナル商品が並んでいます。ニーズに応えるとは、こういうことなんだなぁと、大手コンビニのリサーチ力に感動すら覚えます。

黙って写真を撮ると怪しい人眼鏡なので、お店の方に「写真撮らせてください」とお願いし、ついでに好物のこしあんドーナツとコーヒーを買ってお店を出ました。 

余談ですが、あんこ関係のパンやスイーツの種類も増えていました。特にこしあんが(笑) 毎日ふらっと行って甘いものを買いすぎないよう、自分に厳重注意しつつ・・・あらためて、コンビニって便利ですねぇ(^^)  mana





posted by まなAH at 14:00| Comment(0) | 院長のひとりごと

2017年02月07日

ワンコの下痢

ワンコの下痢が非常に多くなっています。
動物病院では遭遇する機会の多い症状ですが、先週から毎日のように数件来院されています。
で、下痢の時にお願いしたいのは

便を持ってきてくださいぴかぴか(新しい)
・・・・取れたら、で、いいんです黒ハート

水下痢なんかだと大変だとは思いますが、ビニール袋やラップなどでくしゅっとつまんで、更にビニールに入れて持ってきてもらえると助かります。下痢の状態を確認することや、原因、治療に関わる大切な情報が、あの、臭いウ〇チにはたくさんつまっているのです。下痢がいつからか、何回くらいなのか、なども治療の役に立つことなので覚えておいてください。寄生虫がいたかも?なんていう時は、持ってきてもらうのが有効です。もしくは、携帯などで画像を見せてもらうのも助かります。

そして動物病院スタッフは、ウ〇チの扱いや匂いにとても慣れています(エバッテル笑)。発酵した匂いだね、とか、腸炎がひどい時の血の匂い、便秘がちな匂い。。。たいていのこと(匂い)ではオドロキません。どんなウ〇チでもお待ちしています。差別は致しません。

ウ〇チって誰のものかわかっていると親しみが持てるものです。しかも、症状が回復してきれいなイッポングソ(失礼しました)みたいになるとうれしくて見つめてしまいます。飼い主のみなさんもそうなんじゃないでしょうかわーい(嬉しい顔)


また、ワクチン接種の時は検便無料です。年に1回、検便することをお勧めします。それから、新しい犬猫を迎えた時、必ず検便しましょう。受付時に、便を持っていることをスタッフに伝えて下さい。

byハヤセ





posted by まなAH at 10:32| Comment(1) | Dr.ミチコの「動物病院小噺」

2017年02月02日

猫の乳腺腫瘍

寒いですが、関東ではからっとしたお天気が続きますね。気持ちはよいのですが、乾燥注意報がバンバン出ています。感染症に注意です。うがい手洗い、そして私の勝手な持論ですが、むやみに口や鼻を(顔面をがく〜(落胆した顔))触らないこと、これらが予防には効果がある!と信じています(あくまでも気のせいかもしれませんが)。受験生、がんばれーかわいい

さて、かな~り久しぶりですが、病気の話です。今月が猫の健康診断月間ということ、そして最近病院で手術があったので、猫の乳腺腫瘍について書いていきます。

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出典 ファームプレス
乳腺腫瘍は乳腺の領域に発生するので、わきの下〜後ろ足の付け根辺りのお腹までおっぱいのある、帯状の領域です。もちろん左右にあります。おっぱいの位置や数は猫によって個体差があります。たいていは片側4、5個。毛が生えているので探すのは結構大変です。でも、とにかく触ってみましょう。何かあるな?と思ったら毛をかき分けて確認です。
猫の乳腺腫瘍で知っておいてもらいたいことはこの2つ!

1.早期発見・早期治療
2.避妊手術で予防

まず、腫瘍は早く見つけることが重要で、2cm以下でみつけてあげることが鉄則といわれています。猫の場合、90%近くが悪性の乳腺腫瘍で、大きくなるにつれて転移(リンパ節や肺が多い)や、外科切除しても再発するリスクが高くなるのです。もちろん2cmだから大丈夫、とも言い切れません。とにかく、早期発見し早期に治療することが大切です。

もう1つは、避妊手術で予防効果があり、避妊手術をした時期とも関連があることです。報告では、6ヶ月令で91%、1歳までで86%の予防効果が期待できます。1〜2歳まででは11%とかなり低くなり、2歳以上では予防の効果はありません。発生の平均年齢は10歳を超えた頃になります。かなり先のことになりますが、仔猫を飼った時、家族でしっかり相談して時期を決めましょう。

しこりがあるかも?と思ったらまず動物病院へ。明らかに乳腺腫瘍を疑う場合は、手術にむけて全身の健康状態や転移の有無を確認し、切除術の適応かどうかを判断します。切除範囲などは個々で異なります。乳腺腫瘍ではない可能性も疑う場合(乳腺の位置にできるほかの腫瘍や、非腫瘍性の過形成など)、針を刺して病理検査をすることもあります。

時々、「よく気づきましたね!」と、こちらがびっくりするくらい小さなしこりを発見して、来院する飼い主さんがいらっしゃいます。普段からよく触ってもらっている幸せな証拠です。それが正常なおっぱいだったなんてこともありますが、笑って、「よかったね。病気じゃなかった。」と安心して帰ってもらうのも、こちらとしては大歓迎です。うれしいのです。決して、『病気好き』な訳ではありませんから。


皆さん、覚えていますか?この顔猫

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すっかり家猫の貫禄です。


byハヤセ






posted by まなAH at 12:00| Comment(0) | Dr.ミチコの「ペットの病気」