2015年04月04日

『猫と一緒に暮らす女の子のための飼い方ブック』

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   猫との暮らしについてひととおりの情報がのっています。
   これから猫を飼う!という方はサラッと読んでみてください。


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nekohon3.png 可愛い猫達の写真が満載なので写真集として
 パラパラ見るのもいいですね。
    



 病院の待合室に置いてあります♫  まなAH






  
posted by まなAH at 12:51| Comment(0) | 猫のいろいろ

2015年03月19日

腎臓サポートセレクション

『腎臓セレクション』 今までの腎臓サポートに便秘予防のサイリウムが配合され、高齢猫の食餌の選択肢が広がりました。

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腎不全用フード選びで大切なポイントは、「リン含有量」「タンパク制限」「抗酸化物質」・・・いろいろありますが、なによりもいっぱい食べてくれて、ちゃんと老廃物が出るフード。これが大きなポイントです。いくら活性炭を飲んでいても便秘してウンチをしてくれなければ、老廃物は体外に排出できません。

今回新しく発売された『腎臓サポートセレクション』は、外はサクサク中はしっとりのピロウキブル構造。猫が好む異なる香りで食欲を刺激します。また便秘に配慮したサイリウム(可溶性繊維)の配合によりお通じもよくなるため、より一層食欲が増す仕組みに。

腎臓用と書いてありますが、10歳以上の健康な猫ちゃんが腎不全の予防用に食べるフードとしてもおすすめです。

当院の患者猫さんにも試してもらいましたが、とても好評のようです。 まだサンプルがありますので、試してみたい方はスタッフまでお声かけください。

詳しい組成はこちらから ⇒ロイヤルカナンHP


posted by まなAH at 18:23| Comment(0) | 猫のいろいろ

2014年08月28日

猫のペットホテル☆VIPルーム

 夏のホテルシーズンも終わり、院内の入院室・ホテル室も落ち着いてきました。今年も当院のVIPルームは大好評で、常連のお客様は半年前から予約を入れるほど…。1部屋しかないので、競争になってしまいますね(ごめんなさいあせあせ(飛び散る汗)

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 室内に何を持ち込んでもOKなので、使い慣れた食器やトイレ・爪とぎなど、通常のケージのお部屋よりはリラックスしてもらえています。窓からは外の通りを見渡せるので、窓の桟に上って観察する子もたくさんいます。お正月にはここから、駅伝のランナーが見下ろせちゃいます♪
このカーテンの隅っこに猫のシルエット、みえますか?(笑) DSC_0209.JPG



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 それでもストレスゼロというわけにはいきませんが、ケージのお部屋やわんちゃんの声がするお部屋よりは、リラックスできるかな?

 
 ←2、3日して寂しくなると「遊んであそんで~」とドアにすり寄ってくる子も。
 スタッフが遊べるときは、持ってきてもらったおもちゃで遊びます。



 先日、オランダの友人にキャットホテルの写真を見せてもらいました。広い庭から続くお城のような豪邸。お部屋も広々としていて、キャットタワーがいくつも置いてあり、バルコニーから庭に外出できるスペースも・・・。 あぁ、私が猫だったらココに泊まりたい、なんて思ってしまいました。日本のビジネスホテルよりもはるかに広いキャットホテル。ヨーロッパの大きさをひしひしと感じました。

 なかには、「小さい部屋の方が落ち着くの」という猫ちゃんもいます。その辺は、お預かり時に相談させてくださいね。 byM




posted by まなAH at 19:27| 猫のいろいろ

2014年08月22日

猫のフィラリア☆院内勉強会

8月21日 ZOETIS主催の猫のフィラリア・スタッフ勉強会を行いました。

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犬のフィラリア症は、「心臓に寄生する虫・蚊が媒介する寄生虫」として病気も予防も認知されてきましたが、猫のフィラリア症は意外と知られていません。獣医療界でも、猫のフィラリア症は感染しても重篤な症状を起こさないとして長年放置されてきました。

ところが近年、研究・検査が進み、10頭に1頭の割合でフィラリアに感染している(したことがある)ことが判明し、猫もフィラリア予防が必要であることがわかりました。

実は、私達スタッフも、猫フィラリアは地方の野外猫の病気と勘違いしていたのですが、実際には首都圏・室内飼の猫が多く感染していることに驚かされました。

猫のフィラリア症は、 フィラリアによって肺や気管支が障害され、喘息のような症状が多くみられます。そのため、犬糸状虫随伴呼吸器疾患とも呼ばれます。心臓に到達することは稀ですが、到達すると致死率が高く、突然死を起こすこともあります。

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では、どうやって検査するのか・・・。

犬では簡単に感染の有無が分かる検査キットがありますが、日本には猫の検査キットがありません。 検査の方法としては@血液抗体検査(専門機関)Amf検査B超音波検査Cレントゲン検査を組み合わせて調べることになります。
ところが、これらの検査を行っても見つからないケースもあるため、検査よりもむしろ予防が重要です。

予防の方法は、スポットタイプと内服タイプがありますが、当院ではスポットタイプを月に1回5月から12月まで滴下することをお勧めしています。

「スポットタイプのお薬は、本人が気にしてなめてしまうので嫌!」という飼い主さんも多いのですが、この薬は2時間で経皮吸収されますので、2時間経ったら拭き取ってもらって問題ないそうです。今までアルコールに反応して脱毛していた猫ちゃんにも、これは朗報ですね♪

猫フィラリア症について、不明な点があれば、スタッフにお声かけください! Dr.mana

勉強したい方はこちら↓↓



posted by まなAH at 11:51| Comment(0) | 猫のいろいろ

2014年07月07日

居候猫「そら」G 〜腎不全の新しい薬〜

居候猫「そら」 おかげさまで元気に過ごしています。
皮下補液にも慣れてきて、週2,3回 30ml/kg程度の補液とサプリメント「カリナール1・2」の投与をしていますが、本人にストレスがかかることなく、おそらく本人も「治療された!」と意識することなく、のんびり過ごせているようです。

さてさて、猫の腎不全用の新しい薬が発売されましたので、ご報告します。
『セミントラ』 無味無臭のシロップ剤です。人間には感じないけれど猫には好まれる甘味があるそうです。


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腎臓は、体の中の老廃物を尿として体の外に出す働きをしています。が、
慢性腎不全の猫ちゃんでは、尿中にタンパクが漏れだし(タンパク尿)、その結果寿命を縮めてしまいます。
セミントラはこのタンパク尿を改善する薬であり、病気の進行を抑えることが期待されます。
他の薬との併用も可能です。詳しくは、当院獣医師にお尋ねください。 Dr.mana




posted by まなAH at 09:16| 猫のいろいろ

2014年05月15日

居候猫「そら」F ~腎性貧血~

 そらは毎日定時に鳴きます。

 朝 スタッフの出勤時間
 昼 午前診療が終わる時間
 夕方 ごはんの時間
 
 夜 診療後の掃除時間

 「そろそろ、誰か俺にかまってくれ~」という体内時計。かなり正確です(笑)

 診察室の裏側の部屋にいるので そらの声が聞こえないといろんな方から「今日は猫いないの?」と尋ねられます。診察にやってきた病院嫌いの猫ちゃんが、その声に気を取られている間に注射をうつことができたり、猫好きなワンちゃん達が、その声に集中している間に体重測定ができたり、、、そら助手、ちゃんと仕事をしているんです。

 BUN160 CRE6.8 少しずつ痩せてきていますが、週2回の皮下補液でなんとか元気を維持しています。食欲が安定して補液の期間を少し開けると、急に元気食欲がなくなり。食べないとあっという間に貧血が進行するので、点滴を多めに入れてあげたくてもできない。そらは元気な時から貧血気味だったので、腎性貧血と相まって気が抜けません・・・。

 「腎性貧血」 腎臓は血液(赤血球)を作る手伝いをするホルモン(エリスロポエチン)を作っています。腎不全になると、この機能も低下するので慢性腎不全のほぼすべての猫が貧血を起こします。この場合、治療としてホルモン剤の注射をします。ただ、注射は足りないものを補足するだけなので、少しずつでも食餌を摂らせることが1番の治療です。

 さて、そらちゃん 
数日前に食欲が全くなくなって静脈点滴を始めたところ、翌日には少し元気を取り戻し、点滴を外すべく腕のテープや点滴チューブをガジガジとかじり始めました。 

 そらに限らず動物達の『本調子ではないけれど、点滴を外す元気がある』  この状態での治療が一番たいへんです^^; 


 


 
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エリザベスカラー装着。不満そうだけど、後2日がんばれ!

 
posted by まなAH at 09:00| Comment(0) | 猫のいろいろ

2014年03月07日

居候猫「そら」E ~病気のにおい?~

 前回静脈点滴をしてから約1か月。 ある程度安定した食欲があり、爪とぎもしていますが、少し体重が減り始めたのでそろそろ点滴が必要かもしれません。相変わらず鶏のササミは大喜びで食べ、時々思い出したように腎臓療法食を食べています。できるだけ自力摂食で体重を維持したいので、そらの部屋にはいろいろな食餌が並べられています。療法食・一般食・ちゅーる・鰹節・鶏肉・・・。入院中の猫達が鼻をクンクンさせながら、「僕たちはもらえないの?」という表情をしていて、ちょっと可哀想なのですが゙(^^;)


 腎不全が進行すると、体からアンモニア臭がしてくることがあります。そらも調子が悪い時にはアンモニアのきつい匂いがしていましたが、今は少し落ち着きました。それに比例してオシッコの色が透明から黄色に変わってきました。動物の体の変化を見る時には、どうしても血液検査や画像検査がメインになりますが、こういった体の外側の変化はとても重要な情報です。特に、通院治療の動物を診る時には、飼主さんにしかわからない細やかな情報を伝えてもらえると、診断をするうえでとても助かります。


 さて、ずいぶん前に腫瘍を嗅ぎ分ける犬がニュースに取り上げられたことがありました。何の臭いに反応したのかわかりませんが、病気ににおいがあるのは事実のようです。例えば化膿創のにおい。ブドウ球菌・連鎖球菌・パスツレラ等など菌の種類でにおいが違います。他にも、腎不全のにおい、猫エイズのにおい、パルボウイルスのにおい、そして死期が近づいた時のにおい。もちろん、教科書には載っていないですし、においで診断を下すことはありませんが、物言わぬ動物達の診断治療には五感も大切なのではないかと思っています。


 もちろん、飼い主さんの五感も大切です。体のにおい・排泄物のにおいや色・触った感じ・鳴き声・寝息・・・「なんとなくいつもと違う気がする」という勘も含めて、健康維持のための重要な情報源です。


 余談ですが・・・診察の基本に視診・触診・聴診・打診というのがあります。が、最近は人間のお医者さんも獣医さんも『打診』はしなくなりました。学校でも教えなくなったらしく、新卒の先生に『打診』といっても『なんですか、それ?』と言われてしまいます(笑) 聴診器が高性能になり、簡単に画像診断ができるようになった進化の証です。しかし、打診で胸水やヘルニアの診断をつけていた時代・・・五感をフルに使っていた時代から学ぶことは、まだまだたくさんあるように思います。私も、動物に触って嗅いで勉強を続けていかねばと思っています。もちろん、日々進化していく治療法や診断法も取り入れつつ、日々是勉強ですね^^ 


 
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      Dr.mana
 今日も、そらをムギュッと抱きしめて臭いを嗅ぎながら、「おっ、今日は調子いいね」「そろそろ検査の時期かな」と思いをめぐらせます。
 

 
 
posted by まなAH at 13:17| 猫のいろいろ

2014年02月18日

居候猫「そら」D ~犬猫の血圧測定~

 そら 元気にご飯を食べています♪ 一時、ガクンと減った体重が少し戻ったようです。 院内散歩をさせると、必ずパソコンの上に乗ってきます。 3台あるパソコンの中でも、HPのノートパソコンがお気に入り。 本体が一番温いので、カイロがわりにしているようです。 そういうことは、すぐ学習します。 おかげで、HPパソコンはキーボードがはがれたり、ディスプレイ画面が上下逆になったり、毎日アクシデント続きでたいへん・・・。  いやいや、元気な証拠ですから。 ここは、がまんがまんですね(>▽<)

  ~犬猫の血圧測定~

 多くの場合、慢性腎不全の症状が安定すると注射や採血を嫌がる犬猫が増えてきます。 治療の上で血液検査のデータはとても重要なのですが、嫌がる犬猫を押さえつけての検査で状態を悪化させては元も子もありませんので、必要最小限の検査を心がけています。

 そういう時に、スクリーニング検査として尿検査と血圧測定を行います。

 @ 尿検査で尿比重・尿たんぱく・円柱・細胞などを調べることで、腎臓の機能を診ます。 尿の量や色・においなども重要なポイントなので、自宅での観察が必要です。
   採尿の道具(スポイドまたはスポンジ)をお渡ししますので、採尿して持ってきてください。最近は、ペットシーツが高性能なので、以前のようにシーツをそのまま持ってきてもらっても検査ができなくなりました。

 A 血圧は病院ではかります。腎不全や心臓病・甲状腺などのホルモンの病気で高血圧になることがあります。所要時間が3分程度。人間と同じようにカフをまいてシュポシュポと空気を入れてはかります。人間と違うところは、手だけでなく、足やしっぽでもはかれる点。不思議と本人が見えない場所にカフをまいてあげるとおとなしく測らせてくれる子が多いようです。


     43560_1.jpg写真:プロミクロス

   

   最高血圧 80〜160oHg
   最低血圧 60〜100oHg
   平均血圧 70〜130oHg
posted by まなAH at 11:02| 猫のいろいろ

2014年02月11日

居候猫「そら」C ~自宅での補液治療~

 
 そらはドライフードも少し食べるようになりました。ここぞとばかりに、腎臓用の療法食を混ぜてみましたが、きれいによけて市販の美味しいごはんを選んで食べています。どうやって選別するのか、どの猫も好きなごはんと嫌いなごはんを分別する能力を持っています。粒を混ぜても、いらないものはきっちり残す。。。不思議です。
 

 そらの体重は4.4kgで安定しています。元気な時は5.5kgあったので、明らかに痩せていますが、まだ脂肪があるので、ここで少しでも体重を維持できれば、筋肉を消耗することなくがんばれます。逆にここで安心して、ちょっとした食欲不振を見過ごすと、あっという間に脂肪がなくなり、自分の筋肉を栄養源に変える体になってしまうので、油断禁物!!ですね。


  
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~皮下補液治療について~

 慢性腎不全の治療として 病院あるいは自宅での皮下補液があります。病院によっては、この治療法が嫌いな先生もおられるので、すべての病院での選択肢ではありませんが、当院では積極的に勧めています。

 犬猫の点滴の種類は2つ、静脈点滴と皮下点滴があります。静脈点滴は人間とおなじ、腕からの点滴です。もうひとつ、犬猫は人間と違って皮膚と筋肉の間に点滴液を貯めておける隙間があるので、その隙間に補液をするのが皮下点滴です。

 静脈点滴は血液の中に直接補液できるので即効性があり、食欲不振の時には栄養分を足すこともできます。しかし獣医師の管理下で行うので入院治療になります。輸液チューブをつなぐので、自由に動き回ることはできません。

 皮下点滴は、吸収に時間がかかり薬剤の制限もあるので、静脈点滴ほどの効果はありませんが脱水補正ができます。補液の中に、代謝活性剤やビタミン剤・抗生剤など必要に応じて足すことができます。この方法は、最初に病院で説明を受けてもらえば、自宅での治療が可能になります。自宅でいつも通りの生活をしながら、1日1,2回が目標です。(ただし、末期の腎不全になると脱水が進行し皮下からの補液吸収ができなくなるので適応外になります)

 『脱水』については、なかなか理解していただくのが難しいのですが・・・。
診察室で「この子、脱水していますね」というと「いいえ、お水はたくさん飲んでいます」と答えられることが多々あります。お水は飲んだらオシッコになって体から出ていきます。どんなにお水をたくさん飲んでいても、ご飯を食べなければ脱水はどんどん進行します。脱水のとは、体の細胞の中あるであって、水道水のではないのです。

 自宅での補液にはコツがあるので、初めは相談しながらできるだけストレスがかからない方法を探ります。背中にチューブを固定する方法・1回1回針を刺して点滴バックから補液する方法・大きな注射器で短時間に補液する方法などがあります。いずれにしても一人では大変なので、ご家族の協力が必要です。 点滴補液の中身は、個々によって違います。脱水の度合い、感染の有無、食欲の有無、嘔吐の有無、あるいは通院の間隔によっても違ってきます。

 時々「脱水を一時的に治すためだけに皮下補液をするのは、可哀想で嫌です。そこまでして延命するのは不本意です。」という飼い主さんもいらっしゃいますが、私はこの治療を延命治療だと思ったことは一度もありません。皮下補液は脱水してだるくなる体を元に戻し、吐き気をとめ、尿毒症を起こさないための最小限かつ前向きな治療だと思っています。 

 しかしもしも、動物自身が皮下補液を嫌がって毎回ひどく暴れたり、ストレスで補液後にぐったりするようであれば、目的を逸脱していることになります。そんなときは、別の方法を考える必要があります。

 また、自宅での注射が飼い主さんの負担やストレスになってしまうようであれば、「治療は病院で行い、自宅ではゆっくり休ませる」方が良いでしょう。  Dr.mana


 
 
 

 

 

 

 
 

 
 
 
 


  
posted by まなAH at 09:00| 猫のいろいろ

2014年02月05日

猫の健康増進月間

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 2月は毎年恒例 
  まな動物病院☆猫の健康増進月間猫通称:猫キャン です。

 

 「気になることがあるけど、こんなことで病院に行ってもいいの?」
 「腎不全が気になるけど、検査代が高いしなぁ」
 「待合室に犬がいっぱいいて嫌だなぁ」
 「他の病院にかかっていて転院するつもりはないど相談したいことがある。」
 「猫のしつけって必要なの?」

 そんな猫オーナーの皆様の為の猫月間です。猫に関する無料相談・普段よりもお安い検査料金・爪切りや耳掃除のお手入れサービスなどなど。なんでもご相談ください。
 
 
 
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 最近はもうすぐ「猫の月ですね」「今年も行きますよ」と猫の飼い主さんから声を掛けられることが増えました。どうぞこの機会に、普段の悩み・不安を解消してください。 2月7日(金) 21日(金) 午後1時~3時に獣医師による猫の無料相談会を行います。完全予約制 1件20分です。ご予約は0466-77-7854までお願いします

 
 
posted by まなAH at 09:00| 猫のいろいろ

2014年02月03日

居候猫「そら」B 〜腎不全の吸着剤〜

 そらくん。3,4日前から食欲がなくなり嗜眠傾向があったため静脈点滴を始めたところ、昨日はマグロを、今日は腎臓療法食を食べるところまで一気に回復しました。多飲傾向も治まり、今は「点滴を外せ!カラーを外せ!」と暴れています^^;

 もうひとつのそらの元気のバロメータは爪とぎ。元気な時は、スタッフ全員の靴を次から次へと研いで回っていました。スニーカーは紐がちぎれるまで、クロックスは穴が倍増・・・。
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 元気な時は「こらー!!」と叱られて追いかけられていたそらですが、今では「そうかそうか、今日は爪を研ぐ元気があるのね♪」と褒められて、本人も「え?いいの?」と 戸惑っている様子。
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 静脈点滴はいったんはずして、また様子を見ていきます。



~腎不全の吸着剤~

 腎不全の治療は、本来腎臓が濃縮して尿中に排泄するはずの毒素を、薬の力を借りて消化管に出すのが目的です。活性炭は、小さい粒の中に細かい穴が開いていて、その中に毒素を取り込んで排泄します。

 最近は活性炭以外にも、食餌に混ぜて毒素を吸着したり、消化管の排泄作用を活発にする動物用サプリメントが登場し、家庭でできる治療の幅が広がってきました。


 
 
 [活性炭]
 動物用医薬品      マイメジン・コバルジン  
 人用医薬品      クレメジン
  動物用サプリメント ネフガード(粒・顆粒)

 
 [その他]
  カリナール1 https://www.bayer-pet.jp/pet/products/cali-1.html
 カリナール2 https://www.bayer-pet.jp/pet/products/cali-2.html
 レンジアレン http://pet.novartis.jp/p_product/lenziaren/index.html

 副作用として便秘があるとされていますが、実際に使用していて活性炭が原因の便秘はそれほど多くありません。むしろ食欲不振や脱水による便秘はよく起こります。先に述べたように、毒素を便中に排泄する活性炭ですから、便がでなければ治療効果は半減します。便秘をしたときは、点滴をして体を水和し、きちんと排便させることが重要です。Dr.mana

 
 

 
 









posted by まなAH at 21:20| 猫のいろいろ

2014年01月26日

居候猫「そら」A 〜腎不全の治療〜

 
 
 居候猫「そら」
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 毎日、食べたいものだけを少しずつ食べています。
 最近は肉よりも魚が食べたい様子。
 今日は「かつおのたたき」を食べました。
 院内散歩とスタッフの靴での爪とぎが日課です。
 高い所へも上りますがふらつくこともあり、何度か着地に失敗してからは降りたいときに少し甘えた声でスタッフを呼ぶようになりました。無理して飛び下りられるよりも、その方が安心です^^

 

~腎不全の治療法~

 主な治療法として

 1 食餌療法
    腎臓療法食は(腎臓に負担をかける成分を取り除き、不足しがちな成分・代謝を活発にする成分が添加されている)
    療法食が食べられない場合は市販のフードに毒素吸着作用のあるサプリメントを添加する。
      
    食欲がない場合は、好きなものを。(脱水させないことが重要)
     
 2 輸液療法(静脈点滴・皮下補液、病院または自宅で)
     脱水の補正・栄養補給・電解質補正・血液PH・感染防止などの目的
     ベースとなる点滴液に必要な薬剤を混ぜて補液を行う     
 3 内服薬
     腎臓で濃縮排泄すべき毒素を、消化管で吸着して便中に排泄

 補助治療として(状況に応じて)
 

 
  血液拡張剤・貧血治療・ 降圧剤療法・消化管潰瘍治療・利尿剤治療

 その他の治療として

  
サイトカイン療法・ステロイド療法

 すべての治療法を細かく説明することはしませんが、状況に応じて治療の選択肢は違ってきます。前回『腎不全は治らない』と書きました。それは治療を「あきらめてください」ということではありません。多くの猫が腎不全になりますが、猫自身は人や犬と比べて腎不全の状況に強い動物です。だからこそ、できるだけ腎臓の負担を除き続け、食欲を保ち、尿毒症という末期の状態を迎えずに、少しでも寿命の年齢に近づけてあげることが治療の目標です。

 腎不全の猫を抱えたことのある飼主さんならば、おそらく治療の途中ですべてが「対象治療」に思えてくることがあると思います。治療の途中で「嫌がる注射を何度もうって延命するのは嫌だ」と挫折される方もいます。しかし、私は、これらの治療を延命治療だと思ったことはありません。生きるべき時間をいかに苦痛なく生きさせてあげるか、腎不全の進行をどれだけゆっくりにしてあげるかが目的の治療です。

 腎不全を完治させる注射・魔法のサプリ・奇跡の水・・・猫の腎不全をネットで検索するととてもたくさんの情報がでてきます。私が今治療に使用している薬やサプリメントは、効果が科学的に検証された物が中心です。立場上「なんとなく効きそう」というだけでお勧めすることはできませんが、使用してみたい商品があれば個別に相談してください。他の猫ちゃんが使用した時の話や今使用している薬との作用など、できる範囲でお答えします。

 腎臓移植は勤務医時代に経験しました。 いろいろな先生のご意見があるでしょうが、メリットがデメリットを超えて効果を発揮するのは、若齢でCRE2.0台の腎臓以外が健康な猫対象だと思っています。もちろん、片腎となるドナー猫の世話と術後の免疫抑制ケアなどが必要です。

 腹膜透析に関しては、猫本人の負担の割に静脈点滴との効果差異が少ないというのが個人的な見解です。ただし、点滴の反応が悪くなった際に、透析が効果を発揮したケースもありますので選択肢のひとつではあります。

 HGFを含む再生医療に関しては、人も動物も待ち望んでいるところではありますが、まだ未開発です。HGFのサイトカイン作用とと似かよった作用をもつといわれるプラセンタ注射や動物用プラセンタなどは上記の補助治療に含まれます。

 どのような治療をするかは、現在の状況・個々の状況によって変わってきます。 これはすべての病気の治療にあてはまることですが、動物達のために何をしてあげられるのか・何をしてあげたいのかを一緒に考えていきましょう。 Dr.mana

 

  
 
 
 
  
 
             
             
posted by まなAH at 22:17| 猫のいろいろ

2014年01月19日

居候猫「そら」 ~猫はなぜ腎不全になるのか~

 毎日 診察室の奥でいつも大声で鳴いていた居候猫「そら」

 最近「いつもの声が聞こえないですね」「里親さんにもらわれたの?」と聞かれることが増えてきました。

 実は、年末に突然食欲がなくなり検査をしたところ慢性腎不全であることがわかりました。1週間静脈点滴をして少し食欲が出てきたので、今は診察時間内に院内を自由に歩き回ったり、私の自宅でこたつにもぐったりしながら療養しています。

 そらを預かってから、定期的に血液検査や尿検査をしていましたが異常値が出たことはなく、他の子のごはんも奪って食べるような元気な子でしたので、この結果には少々驚きました。しかし、推定13歳。実際の年齢はもっと上かもしれないので、年齢的には腎不全を発症してもなんら不思議ではありません。

 猫は腎不全になります。よく理由を聞かれますが、@肉食でタンパク質を主栄養として生きていることA腎臓のネフロンが人や犬に比べてとても少なく、1ダメージが致命傷になることが大きな理由だと言われています。人も動物も、タンパク質から栄養を取り、要らない部分を尿や便の中に排泄しています。腎臓のネフロンはまさにその要らない部分を尿にして捨てる係です。もともと一度に全部のネフロンが働いているわけではないので、先に働いていたものが弱ったら次、右がダメなら左で仕事をするのですが、猫の腎臓にはその交代要員がもともと少ないのです。一度ダメージを受けたネフロンは再生できないので、猫は人や犬よりも、腎不全になりやすいのです。

 ひと昔前、肉と魚だけで生きていた時代と比べて平均寿命が5歳以上伸びたのは、キャットフードが主食になったからに他なりません。猫のシニア食といわれるほとんどのフードは始めからタンパク質を減らしてあり、腎臓療法食は低タンパク・低リン・低塩分にプラスして他の栄養素を増加してあります。腎不全の初期にこれらの食事を選択することで、腎不全になる時期を遅くしてあげることができます。

 それでも猫は腎不全になります。腎不全は全体の7割が機能しなくなった状態で、機能しなくなった腎臓はだんだん萎縮していくので、腎不全を治すことはできません。治療の目的は、腎臓の負担を少しでも減らし、尿毒症や心不全にならないようにしてあげることです。治療の内容は補液・食餌・毒素吸着剤・降圧剤が中心となります。腎臓が疲れて「もう仕事ができない」と悲鳴をあげている状況ですから、仕事を減らしてあげることが重要です。

 
 
 今、そらが行っている治療は 皮下補液と吸着剤のみです。キャットフードはほとんど食べなくなったので、毎日日替わりで食べられるものを与えています。病院にいるのだから、もっと積極的な治療があるのではないかと思われる方がいるかもしれません。正直、血液検査結果をよくすることだけが目標なら、他にも選択肢があります。どの治療法を選択するかは、その時の状況にもよりますが、できるだけストレスがかからない方法をと考えています。

 今日もキャットフードは口にしませんでしたが、鍋用のタラを美味しそうに食べていました。量は少ないですが、おいしく食べられるものがあるうちは、まだまだがんばれます。

 今後、そらの病状報告をかねて、同じような猫のケアをしている飼主さんの為に、「猫の腎不全」について時折UPしていきたいと思っています。 by mana

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posted by まなAH at 17:35| 猫のいろいろ

2013年03月23日

猫と暮らす方に、オススメの1冊

 
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 本屋さんで猫語の本を見つけました。 

 これから猫と暮らす予定の方、はじめて猫を飼う方におすすめの1冊です♪

 「猫との相性チェック」「もしもあなたが猫だったら何猫」なんていう楽しいコーナーもあるので、ぜひ読んで楽しんでください。

 病院待合室にもおいてあります。
 
 


猫語レッスン帖
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posted by まなAH at 08:18| 猫のいろいろ

2013年01月26日

猫の『キラキラボール』にご注意!

 今猫ちゃん達の間で「キラキラボール」というのが流行っているそうです。 飼い主さんに教えていただいて初めて知りましたが、手芸屋用品で5個100円位で売っている毛糸のボールだそうです。

 実物を見せてもらいました。 
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 なるほど、表面がキラキラしていて、ふわふわで、コロコロ転がって、しかも真ん中にちょっと硬めの芯があります。猫心をくすぐるおもちゃだなぁというのが私の感想です。

 ところが、見せてくれた飼い主さんいわく「ボールが1個見当たらないんです」 そして「3日前から食べると吐くんです」

 まだ若くて元気な猫ちゃんなので内臓疾患もなく誤嚥の疑いが強いため、バリウム検査を行いました。

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 ちょうど矢印の部分が胃の幽門(胃から腸への出口)で異物が引っかかりやす場所ですが、ココにバリウムが停滞していました。

 そこで飲み込んだボールの形状を確認するため『キラキラボール』を切って中身を確認しました。
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 中に芯があるように感じたのですがプラスチックや紙は入っておらず毛糸が圧縮されていました。レントゲンの検査では異物がどのような状態で詰まっているかまでは確認できないので、場合によってはの「ボールの本体が胃にひっかかり毛糸の一部が腸管へ流れている」という厄介な状態も想定し緊急OPEを行いました。

 幸いボールの形状のまま幽門部に引っかかっていて癒着もありませんでしたが、胃から腸への入り口の蓋になっていて、「液体は通るけれど個体は通らない」状態になっていました。

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 お腹から取り出してもまだキラキラと光るボール

 
 この猫ちゃん。術後は吐き気もピタッととまり、それまでの分を取り返すかのようにご飯を食べて元気に退院していきました。

 しかし、ネット上で見る限り、この類のボールを愛用している猫ちゃんはたくさんいる様子。日本中で同じような事故が起こっているのではないかと心配になっています。

 猫のおもちゃを選ぶときは、「飲み込めないサイズの物」「ざらつく猫舌にくっつかない素材のもの」「紐状でないもの」等、事故の起こりにくいものを選択し、飼い主さんの目が届かない時は必ず見えない場所に片づけて置きましょう!

  

 
posted by まなAH at 18:24| 猫のいろいろ

2012年12月22日

猫トイレのモニター募集中♪

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 ただいま子猫用トイレ(3.5kgまで)の無料モニターになってくださるオーナー様を募集しています。

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 先着2名様です。 ご応募は、まな動物病院 0466-77-7854まで
 商品は病院でお渡しします。

 
 
posted by まなAH at 13:20| 猫のいろいろ

2011年12月12日

猫の変形性関節症って?


  「近年、猫における変形性関節症の罹患率が高いことがわかってきました」 という報告が動物の薬屋さんからやってきました。

  正確には、近年罹患率が増えたということではなく、猫が長生きになり、猫を病院へ連れて行く人が増え、猫を触る獣医が増えた。その結果、猫の変形性関節症が発見される率が増えた、ということでしょう。


  猫は 関節症になっても犬のような臨床症状を呈しません。 犬ならば、間違いなくびっこをひくような症例でも、猫はびっこをひかない。犬ならば痛がってごはんを食べない症例でも、猫はごはんを食べる・・・飼主さんにとってはとてもわかりにくいものなのです。


 1、ジャンプできる高さが低くなった。
 2、高いところへいきたがらなくなった。
 3、階段の上り下りがゆっくりになった、または、上り下りしなくなった。
 4、寝起き直後の動作がゆっくりなった、または、立ち上がろうとしなくなった。
 5、目標物の追走をしなくなった。
 6、寝ている時間が長くなった、または、短くなった。
 7、おもちゃで遊ばなくなった。


 以上が、一般的な「慢性痛評価所見チェックリスト」ですが、おそらく老猫を飼っているほとんどの飼主さんが、『あるある』と思われたことでしょう。 逆に言うと 「うちの子、最近歳をとったわねぇ」と思って、関節症を見過ごしているケースが多々あるということです。 つまり、適切な治療をしてあげれば、まだまだ元気に活動できるチャンスがあるのです。 


 実際に、当院でレントゲン検査で背中や足の関節症が見つかったケースのうち、8割以上が他の病気でレントゲンをとったらたまたまうつった、というものです。 


 海外の文献によると、無作為に選択した猫100頭(平均9.4歳)のすべての関節のレントゲン検査を行ったところ、91%の猫に四肢関節に少なくとも1つ以上の変形性関節症所見が認められたという報告がありました。 (院内掲示板にはってあります)


 では、「うちの子が関節症かどうかを見分ける方法は?」 

 1、触診・レントゲン検査を受ける。
 2、関節用サプリメントを1ヶ月投与し行動に変化があるかどうか観察する。   の2通りがあります。

 
 サプリメントに関しては、肉食・ミルク好きな子には「コセクインカプセル」を、魚派の子には「グルコサミンΣ」や「サメの軟骨」をお勧めしています。 このコセクインは海外で発売されてから日本に入ってくるまでに随分時間がかかりました。 待ち望んでいたサプリがやっと日本でも買えるようになったので、みなさんにお勧めしています。純度が高く吸収の良い猫用サプリで、味もおいしいと評判です。



 ただし、10歳以上の猫で、あきらかに痛がっていたり様子がおかしい場合は(びっこをひく・足をペロペロ舐めるなど様子があれば)早めの受診をお勧めします。 (サプリではなく、鎮痛剤が必要なケースもあります)


 さて、診察室でよくみかける光景に、嫌がる猫を無理やりキャリーバックから引きずり出す・・・こんな時、老齢の猫は、背骨や足の関節がポキポキと粘髪音をたてていることがあります。 飼主さんは一生懸命にシャーといっている猫の頭をはたきながら、診察台に乗せてくれるのですが、その「シャー」は「病院が嫌」の合図ではなく「腰が痛い」の合図かもしれません。 お家で、昼寝している猫を膝に乗せようとしたら嫌がったというのも、歳をとってわがままになったのではなく、体の向きを変えるのが痛いのかもしれません。 そんな風に思い起こしてみると、思い当たること、ありませんか?



 猫も 人と同様、痛みが出る前に早めのケアをして、快適な老後を送らせてあげたいですね。   by mana



 
 



 
  


  



 



 

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posted by まなAH at 19:57| 猫のいろいろ

2011年07月17日

猫の熱中症対策


  猫は 犬と比べて熱中症の発症が少ないのですが、この暑さですから何も対策を講じないのは危険です。

  部屋全体を少し涼しくしておく、水をいつでも飲めるところにたっぷり置くなどは犬の対策と同じです。

  ところが、エアコンや扇風機をつけると部屋をでていく、あるいは、ベランダの日の当たるところでお昼寝してしまうなど なかなか飼主さんの思い通りに動いてくれないのが「猫」です。

  エアコン効いた涼しいところに閉じ込めることは良策ではありません。 むしろ、猫が暑いときに好んで行く場所の温度を少しだけ下げてあげる・風通しを少しだけ良くしておいたほうが、ストレスなく猛暑を乗り切ることができます。「少しだけ」というのがポイントです。 

  猫の熱中症の症状は 犬と同様、食欲元気がなくなる、下痢嘔吐、呼吸がおかしい等の主症状を伴ってあらわれることがあります。が、犬より発症件数が少ない分、軽い症状を通り越して重度の脱水や虚脱、呼吸困難など重篤な症状になってから飼主さんに発見されることもあるので注意が必要です。


  また、気温はさほど高くなくても湿度が高い場合に、症状が出ることもあります。 特に循環器や気管に問題がある猫・長毛・肥満の猫は注意してください。 

  エアコンが苦手な場合は除湿をしてあげるだけで快適さは随分違ってきます。 部屋の中に気温湿度計をひとつ用意して気温30度・湿度60%を超えないように気をつけてあげてください。


  もしも 熱中症になったらできるだけ早い処置が必要です。 まず体を冷やし来院してください。 犬のように水をかけるとストレスを感じるので、冷たい水に浸したタオルをしぼって首や耳にあて、ケージにアイスノン等をいれて来院してください。 発症前に通常よりも頻繁に鳴いたり過度のグルーミングをしたりする行為も認められていますので、熱中症かどうかよくわからない時はまず病院に連絡してください。

  
posted by まなAH at 10:08| 猫のいろいろ

2011年04月12日

猫のフィラリア症


  猫のフィラリア薬のポスターを見た飼主さんから「猫にもフィラリアがあるんですか?」 と驚きの声があがりました。犬のフィラリア予防はここ10数年でかなり定着してきましたが、猫のフィラリアはまだ存在すら知らない方が多いようです。

  
  

  実際、病院で猫のフィラリア症を診断することはほとんどなく、多くは無症状あるいは一過性なのですが、感染すると虫体が2-3年猫の生体内で生存し突然死・慢性呼吸器症状・消化器症状・神経症状などを呈します。 原因不明の突然死をした猫の死後解剖によって心臓に多数のフィラリア成虫が発見されたという報告もいくつかあります。


  
  犬のフィラリア抗体検査は検査キットが発明されてからずいぶん楽になりました。 が、猫の抗体検査では寄生があっても陽性にならないことがある・フィラリア仔虫が血液中に現れない・血液検査機関が少ない、などの理由で血液検査が行われていませんでした。しかし、数年前に東京都内の調査で、猫のフィラリア陽性率11%という報告もあり、件数が意外と多いことに獣医師自身が驚き、啓蒙活動を始めました。 検査機関も増え、当院でもフィラリア抗原検査が可能になりました。  
 


  また、いったん感染すると治療困難な病気ですので、予防薬として「レボリューション」という滴下薬を処方しています。 感染が心配な方はご相談ください。 
  
posted by まなAH at 18:47| 猫のいろいろ

2011年01月11日

猫ワクチンが変わります


 今まで当院で扱ってきた猫ワクチン4種が製造中止になりました。このワクチンは、基本の3種+白血病ウイルスを予防するものですが、今年から6種ワクチンに変わります。

 4から6と数字が増えても予防する病気の種類は変わりません。3種のうち風邪や舌潰瘍を引き起こすカリシウイルス感染症に対する成分が1つから3つに増えたために、名前が変わったのです。

 名前が変わっても料金は4種の時と変わりません。

 外出しない猫には3種ワクチンを、外に出る猫には6種ワクチンを、ケンカをしてくる猫には6種+エイズワクチンを接種してあげてくださいね。
 
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posted by まなAH at 18:58| 猫のいろいろ