2014年01月15日

咳の症状『喉に何かが?』

 咳で来院する犬猫が急増しています。乾燥するこの季節は、人も動物も呼吸器病が頻発する時期です。咳き込んでいる姿を見たら、次のことに注意してよく観察し、来院時に教えてください。
 病院に来ると、ほとんどの犬猫の咳の症状がなくなります。これは、緊張して交感神経が活発になり気管支が拡張し気道が広くなるためです。逆に、体がリラックスする夜の時間帯に咳が増えることが多いのは、交感神経がお休みし副交感神経が働くからと言われています。
 せっかく病院で診てもらおうと来院したのに、症状がピタリと消えてしまう・・・こんな時は飼い主さんの観察記録がとても重要なヒントになります。最近は、iphone等で動画を撮ってきてくれる飼主さんも増えました。これもとても参考になります。

 さて、観察のポイントです
  • 咳は単発ですか? 定期的に繰り返し起こりますか?
  • 咳は湿めった咳ですか?乾いた咳ですか?
  • 興奮した時にでますか?安静な時に出ますか?
  • 鼻水・くしゃみ・目やになどの症状を伴っていますか?
  • 痰がでますか?
  • 咳のあと、ぐったりしていませんか?
  • チアノーゼ(下の色が青くなる)を起こしていませんか?
  • どの時間帯に多いですか?
  • 決まった場所ででますか?
  • 暖房器具・加湿器を利用していますか?
  • 食欲・元気は変わりありませんか? 


 これらの情報と診察の結果、咳の原因がどこにあるのか(喉・気管・肺・心臓など)を見極めていきます。


 ところで、咳と気付かずに見過ごしているケースも多いので注意が必要です。「喉になにか引っかかっているみたいです」「吐きそうです」という稟告のワンちゃんを診察していて、実は咳だったということが少なくありません。特に高齢のワンちゃんの咳は心臓病の初期症状かもしれません。早めの受診をお勧めします。  Dr.mana
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posted by まなAH at 16:23| 診察室から