2013年07月22日

ペットの熱中症対策

 熱中症の心配な季節になりました。 ペットの熱中症対策は万全ですか?
 

 最近はテレビなどで熱中症の原因や対策について解説している番組も多くなり、正しい知識が広まってきたように思います。が、ペットと人の違いについて少しお話したいと思います。

 まず1つめ。水やミネラルウォーターは熱中症予防にはなりますが、脱水を起こした後の補水としては成分が足りません。水を飲んでも短時間で尿となり排泄されるため、脱水した体細胞に吸収されないからです。ポカリスエットやアクエリアスなど、アイソトニック飲料には必要な電解質が含まれていますので、脱水して失われた電解質を吸収することができます。さらに、もっと効率よく電解質を吸収できるのが ハイポトニック飲料 です。 

 実は、人間用のハイポトニックはあまり市販されていません。 浸透圧の調整をすると人間の好む味にできないため、あまり売れないのだそうです。 しかし、アスリートやスポーツ選手の飲料としては定着しています。

 このハイポトニック飲料。ペット用に鰹節風味のものが販売されています。ヴィダインゼリーのようなアルミパックなので、夏のお出かけの際にはぜひ、常備していただければと思います。

 次に、「脱水=塩分不足」ということで最近は熱中症対策用の塩飴や塩キャラメルなど塩味の商品がたくさん売り出されています。「そうか脱水には塩がいいのか・・・」と犬猫に塩分を与えると、脱水を助長したり、循環器系の病気を悪化させる原因になります。決して余分な塩分は与えないでください。

 最後に、エアコン・扇風機。 「エアコンは体に悪いから、うちは扇風機なの」という方も多いのですが、犬猫は人間と違っての体表に汗腺が少ないので、扇風機の涼しさを感じません。 暑くなる日のお留守番はエアコンをつけてあげてください。 ただし、風が直接あたると嫌がる子が多いので風向は下に向けず床面が25℃程度になるように設定しましょう。最新のヒト感知センサーがついているエアコンは犬猫がいても人がいなくなると切れてしまうので要注意です。

 熱がりの子、寒がりの子、エアコンが苦手な子・・・個々の熱中症対策については、いつでも御相談ください。

 
 

 
 それでは これから夏本番。 飼主さんもわんにゃんも、暑さに負けず がんばっていきましょう! 

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posted by まなAH at 18:29| 診察室から