2016年02月02日

バレンタインに注意 ~犬猫のチョコレート中毒~

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毎年、冬になると誤食事故が増えます。楽しい行事が続くこの時期、床に落ちたから揚げを大量に食べてしまったとか、焼き鳥を串ごと飲み込んでしまったとか、美味しいものを食べてしまう事故が続きます。。。2月はとくに「チョコレート」の事故が急増です。


 今日も2件「チョコレートを食べてしまった!!」という電話がありました。1件は少量だったので自宅で様子を見てもらい、もう1件はすぐに来院してもらって催吐処置を行いました。


 「チョコレート中毒」という言葉があるので、「チョコレートを食べたら死んじゃうの?」と思っている方も多いようですが、チョコレートの中にはテオブロミンという成分が含まれていて、その中毒量はだいたい100-200 mg/kg程度。小型犬なら、ひとかけらなら食べても大丈夫ですが板チョコ1枚ならば来院してしてください、ということになります。


「チョコレート中毒」を発症した場合は、嘔吐や下痢・神経過敏・興奮・ふるえ・昏睡・痙攣などの症状が、チョコレートを食べてから数時間から半日後に見られます。参考までに、バレンタインの定番ロッテのガーナチョコレートは1枚中に154mgのテオブロミンを含んでいます。味の濃い(苦い)大人味のチョコレートほどテオブロミン量は多くなります。


 ただ、中毒は起こさなくても、脂分の取りすぎによる消化不良(下痢や嘔吐)を起こすことも多いので、うっかり食べてしまった場合はひとまず病院へ連絡してくださいね。


 最近は、犬だけでなく猫のチョコレート誤食も増えてきました。脂に惹かれるのか甘味に惹かれるのか、銀紙のカサカサ音に惹かれるのか…。猫は遺伝子学的には甘味を感じない動物ですが、最近の甘党猫たちを見ていると、猫の味蕾も人との生活が長くなるにつれて変化を遂げているのではないかと感じてしまうほどです(^^;)


 いずれにしても、冬の誤食。気を付けましょう!! Dr.mana






posted by まなAH at 19:03| Comment(0) | 診察室から
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