2015年09月16日

マダニの話

今回はマダニの話です。ダニ、というと布団や床のすみのほこり、じゅうたんにいる奴らを思い浮かべることが多いのかもしれませんが、彼らは小型のダニで、マダニとは分類が異なります。アレルギーの原因となるチリダニなどですね(ハウスダストマイト)。一生屋内で過ごし、ゴミや、人の垢(皮膚の皮)などを食べて生活しています。一緒に暮らしている居候のようなものです。

マダニはどこにいるか?というと、屋外です。血を吸って生きていくので、吸血する動物がいて、湿度と温度が適度な場所が彼らの生息地。地域によって生息するだマダニは異なりますが、私たちがよく出会うのは、日本全国に生息し、比較的乾燥にも強いフタトゲチマダニ。公園や河川敷、もちろん森林にいます。そして、大事なこと!彼らの活動が活発になるのは春先から初夏、そして今の時期。正確にいうと、春先から初夏にかけては大人のダニ(成ダニ)と若ダニ、秋には赤ちゃんダニ(幼ダニ)の活動が活発になっています。特に、幼ダニは吸血時間が3日ほどで、短いこと、そして、体も小さい(1mmくらい)ので、刺されたことに気付かないことも多いといわれています(人でも)。悔しいこと!ですね。
幼ダニは、草の葉の先端などにいて、吸血する動物が近くを通るのを待っています。フタトゲチマダニの幼ダニが葉の先端で寄生するのを待っている様子がこちら。クモの子に間違われることも多いといわれます。
ペットのためのヘルスケア Library.jpg    出典 ペットのためのヘルスケア Library マダニはどこにいるの? 
見方を変えれば、幼いのに偉いわねぇ。生きていくためには獲物を待たなくてはいけないものねぇ。と、目を細めてしまいそうです。。。でも、マダニが病気を運んでくることがあります。人にうつるものもあるのでしっかり予防しましょう。マダニは吸血時間が、幼ダニで3〜4日、若ダニで4〜5日、成ダニで約1週間。マダニが吸血を開始してから、マダニの体の中で、病原体は唾液腺へ移動して、吸血している動物にうつります。この病原体が唾液腺に移動する条件が、2日以上吸血していること。ですので、予防薬を使っていれば、マダニは吸血して48時間以内に落ちて、病原体が吸血されている動物の体の中に入るのを防いでくれるのです。マダニ刺されることを予防するのはもちろんですが、マダニが持ってくる病気を予防するという目的もお忘れなく!

byはやせ




posted by まなAH at 23:00| Comment(0) | Dr.ミチコの「ペットの病気」
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