2015年06月30日

腎臓の話

梅雨真っ盛りですが、憧れの地に行ってきました。長野県上高地です。真っ白な大正池ですが、頭上では天使のような鳥の鳴き声が絶えず聞こえていて、土と植物の湿ったにおい、シンとした空気に包まれて、この写真を撮る私の鼻息は感動と興奮で荒くて、もう、幸せでした〜!
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マガモさんも散歩していました。
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とにかく、水がきれいでした。水といえば…腎臓です。今回は腎臓の話。少し無理がありますが、進めます(笑)。

腎臓は血液から尿をつくっている臓器です。尿をつくるといことは、老廃物を捨てること、同時に必要な水分と栄養成分を体に残すこともしているのです。まず、血液をこして(濾過)、そこから必要なものを再吸収して(濃縮)、残ったものが尿になります。また、血圧の調節や血液をつくる機能もあります。働き者ですね。腎臓で大切なことは、一度障害を受けた腎臓の組織は元には戻らないということです。例えば肝臓は、再生能力があるので、ある程度のダメージは回復できますが、腎臓にはその能力がありません。つまり、ダメージを受けていない部分だけで毎日尿をつくり続ける=負担が大きくなる、ということになります。

慢性腎臓病というと猫のイメージがある方も多いと思います。15歳以上の約30%がなるといわれています。犬ではその半分以下。猫は、本来あまり水を飲まないので腎臓への負担が多くなり、齢を取って慢性腎臓病になることが多いといわれています。治療は、腎臓の残っている機能の割合により変わってきます。25%以上残っていれば、腎臓の残っている部分を大切にする(進行を遅らせる)治療、25%を切ってしまったら、腎臓病による症状(尿毒症の症状)を抑える治療がメインになります。早期発見、治療の開始が大切なのです。
早期発見に役立つ検査があります。それは尿検査。尿の濃さ(尿比重)を検査することで腎機能の低下をいち早く発見できます。尿が薄くなってきても、症状が全くないことはもちろん、血液検査で引っかからないこともしばしば。朝一番の尿が、検査尿にお勧めです。腎臓からの小さなサイン、みつけてあげられるといいですね。

byはやせ
posted by まなAH at 12:22| Comment(0) | Dr.ミチコの「ペットの病気」
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